クラウドコンピューティングへの流れ

クラウドコンピューティングとは、つかみどころのない“雲”化した巨大ネットワークにあらゆるシステムリソースを集約し、 「いつでも・どこでも」コンピュータを利用できるサービスの総称と言われています。 現在では、世界を代表するIT企業、Google,Microsoft, Amazon, SalesForce等が様々な方法で、全力を挙げて 取り組んでいます。 電気・ガス・水道などの公益事業と同じように、コンピューターのリソース(実行環境やデータ管理)は、クラウドに任せ、 コンピュータの利用者は利用した分だけ支払えばよい(従量課金)とするサービスにシフトがはじまっています。 

クラウドの分類 [ SaaS / PaaS / IaaS ]

■SaaS(サース "Software as a Service")
 SaaSとは、ネットワーク経由でソフトウェア(アプリケーション)をサービスとして提供・販売する形態で、企業向けクラウドコンピューティングとされています。 利用する企業は、ソフトウェア・ライセンスを購入することや、インストールを行う必要はなくなります。月ごとのユーザー数などに応じて、使った分だけ課金されます。
 SaaSとして提供されているアプリケーションは、 Google Appsを代表とするオフィスアプリケーション(Google Appsの表計算やワープロ)や コミュニケーションアプリケーション(メール、スケジュール、チャット、Googleサイト)、 そしてSFA(営業支援アプリケーション)など、さまざまな業務に対応しています。

代表的なSaaS製品
・ Google Apps(Google社)
・ セールスフォースCRM(Salesforce社)
・ Hotmail(MicroSoft社)
・ Dynamic CRM(MicroSoft社)
・ Twitter(Amazon社)
・ Yahoo! Zimbra(Yahoo社)

■PaaS(パース "Platform as a Service")
 Platform as a Serviceとは、アプリケーションソフトが稼動するためのハードウェアやOSおよびDBなどの基盤(プラットフォーム)を、インターネット上のサービスとして遠隔から利用できるようにしたものです。
 GoogleやSalesforceのPaaSではプラットフォームのみならずアプリケーション作成用のフレームワークや開発環境も提供している。PaaS上で、アプリケーションを開発・構築し、SaaSとしてサービスを提供することも可能です。

PaaSの主な特徴
・ SaaSで提供するアプリケーションの開発環境を提供
・ 既存ソフトウェアのSaaS化を支援する開発環境の提供
・ アカウント数や利用度に応じた課金代行

代表的なPaaS(プラットフォーム)
・ Google App Engine(Google社)
・ Force.com(Salesforce社)
・ Windows Azure(MicroSoft社)
・ SQL Data Service(MicroSoft社)

■IaaS(イアース "Infrastructure as a Service")
 Infrastructure as a Serviceとは、仮想化技術を利用してCPU、ストレージ、OS、ミドルウェアなど、システムを構成するためのインフラをインターネット経由で提供するサービスです。
IaaSはHaaS(Hardware as a Serviceの略)とも呼ばれる事もあります。
 IaaSでは、利用するユーザーが、サーバー、ストレージなどのハードウェアをもつことなく、使いたいときに、使いたい種類のOSやミドルウェア、ストレージ容量を選択することができ、クラウド上にサーバーを構成することができます。 CPU時間やストレージの容量などの利用度に応じて課金されます。

IaaSの主な特徴
・ 仮想化技術
・ OSやミドルウェア、ストレージ容量の選択
・ CPU時間やストレージの容量などの利用度に応じての課金

代表的なIaaS
・ Amazon EC2(Amazon社)
・ Amazon S3(Amazon社)